金田一少年の事件簿 作品紹介


目次 「金田一少年の事件簿」とは?ストーリー作者紹介コミックスヒストリー

 
◆「金田一少年の事件簿」とは?
本格ミステリー漫画」。

週刊少年マガジン 1992年45号から連載開始された、この作品は
当時としては珍しい「本格ミステリー漫画」であり、
原作者や編集者のミステリーに対する拘りが随所に見られる。
連載と連動した「真相当てクイズ」なども企画され、
幅広い読者から支持を受ける。

また、そうした「推理」部分だけでなく、
魅力的なキャラクター達の活躍も、
この作品を、更に人気付ける一因となった。
なかでも「エリート警視・明智健悟」や、
「地獄の傀儡師・高遠遙一」の人気は、目を見張るものがある。

1995年には、堂本剛・ともさかりえ主演でTVドラマ化され、
これを筆頭に活発化されるメディアミックスも魅力の一つだろう。
CDドラマ、TVゲーム、ボートゲーム…
なかでも1997年4月から放送開始したTVアニメや、
劇場版は、更なるファンの開拓に成功した。

一方で、様々な趣向がなされたものの、
「事件の繰り返し」にマンネリ化しているという意見もあった。
そうした中、少年マガジン 2001年2号…
幾つかの謎を残し、金田一少年の新たな旅立ちとともに、
『金田一少年の事件簿』は第1期 完結を迎えた。



そして、2004年夏―。
終了直後からの「連載再開」を望むファンの声に応えるように、
「金田一少年が帰ってきた」

第2期は現在、不定期的な連載で展開していますが、
3年半ぶりの新作となった『吸血鬼伝説殺人事件』を皮切りに、
2005年には三部作・完結となる『オペラ座館 第三の殺人』を、
2006年には明智警視や地獄の傀儡師が本格的に再登場した
『獄門塾殺人事件』を連載するなど、今後の展開も目が離せない。

 
◆ストーリー
金田一一は、不動高校に通う二年生。
勉強や運動は共に苦手で、幼稚園以来の幼なじみである、
七瀬美雪との関係も、いまひとつ恋人へと発展しない…。

そんな彼のジッチャンは、名探偵・金田一耕助。
普段は何気なくとも、肝心なところでは、
ジッチャン譲りの洞察力や集中力、そして名推理が冴える。
IQ180を誇る、その頭脳は、
幾度となく難解な殺人事件を解決へと導いた。
剣持警部ら、刑事にも信頼されている。

そんな中、一つの殺人事件を通じて、
因縁付けられた宿命とも言える宿敵と出会う。
「地獄の傀儡師・高遠遙一」は、
完全犯罪に撤し、犯罪をもてあそぶ思考を持ち、
金田一は、真っ向から対立している。

 
◆作者
『金田一少年の事件簿』」は、基本的には
「漫画」「原作」と分担され、制作されています。

漫画:さとうふみや 先生
 細かな描写や、数百にも及ぶ登場人物の描き分け、
 そして、明智警視ら人気キャラクターを生み出した功績は、
 トリックやストーリーが重視されがちな
 「ミステリー」の中でも充分に発揮されている。

 さとう先生の作品
『鉄人奪還作戦』 ・原作/原案 横山光輝先生
・マガジンSPECIAL 不定期読切シリーズ
・コミックス(KCDX) 第1巻発売中

原案/原作:天樹征丸 先生
 連載当初は、トリックメーカーでしたが、
 ノベルス版の作者として、初めて名前が公になりました。
 Case3以降は「原作」となり、新たな展開を見せた。
 また、幾つかのペンネームを使い分け、↓以外の作品でも活躍中。

 天樹先生の作品
『リモート』 ・漫画 こしばてつや先生
・ヤングマガジンコミックス 全10巻発売中
・2002年10月 TVドラマ化【公式サイト】
『東京ゲンジ物語』(小説) ・電子書店パピレス 配信発売中
・講談社 単行本発売中
『ビットレーダー』(小説) ・幻冬舎「papyrus(パピルス)」 連載中
『ピッキングトリオの事件簿』(TVドラマ) ・主演 ネプチューン
・フジテレビ系列 2001年11月放送

原作:金成陽三郎 先生
 連載当初〜中盤までの原作者。
 1998年頃を契機に、度々参加される程度になっていますが、
 今なお、金成先生の頃を支持するファンは多い。

 金成先生の作品
『超頭脳シルバーウルフ』 ・漫画 越智辺昌義先生
・講談社コミックス 全3巻発売中
・1996年1月 TVドラマ化(「銀狼怪奇ファイル」)
『ミステリー民俗学者 八雲樹』 ・漫画 山口譲司先生
・ヤングジャンプコミックス 1巻〜9巻発売中
・2004年10月 TVドラマ化【公式サイト】
『ギミック!』 ・漫画 薮口黒子先生
・ヤングジャンプコミックス 1巻〜8巻発売中
『ウロボロスの輪』 ・漫画 山本景子先生
・マーガレットコミックス 1巻〜2巻発売中
『HOOK-フック-』 ・漫画 高橋ゆたか先生
・ジャンプコミックスデラックス 全3発売中

 
◆コミックス
「金田一少年の事件簿」のコミックス類は、
途中からリニューアルされたり、シリーズが色々と派生していたり、
今から集めるとなると、少しややこしいのが現状です。
ここでは、主だったものを紹介します。
■コミックス ■漫画文庫 ■リバイバル ■ノベルス ■副読本 
 
 コミックス (通常)
  • 1巻〜27巻
  • Case1〜Case7  (Case3,5,7は上下巻)
一般的な少年コミックスサイズで、
もっともスタンダードなシリーズと言える本筋。
第27巻を期にリニューアルされ、
Case1〜7へと移行しています。
Caseシリーズは、コミックスごとに事件が完結し、
複数の事件がコミックスを跨ることはなくなりました。

  • 「吸血鬼伝説殺人事件」
  • 「オペラ座館 第三の殺人」(上・下巻)
  • 「獄門塾殺人事件」(上・下巻)
  • 「雪霊伝説殺人事件」(上・下巻)
2004年より再スタートした「第2期」。
そのコミックスは装丁もリニューアルされており、
巻数カウントがなくなり、事件タイトルのみが表記されています。
連載時のカラーページが掲載されているのも嬉しい。

 短編集
  • 1巻〜6巻
連載中盤から始まった短編をまとめたのが、このシリーズ。
「KCDX」で通常コミックスより大きい。
1巻あたり、三,四編を収録。
全巻に美麗ピンナップやおまけ漫画を掲載。
1〜3巻には、短編小説も掲載されている。

 明智本
  • 明智少年の華麗なる事件簿
  • 明智警視の優雅なる事件簿
人気の明智警視が活躍する事件をまとめた短編集。
二冊が発売されており、「明智本」と総称されることが多い。
明智警視ファンの方は、必携と言える二冊ですが、
そうでなくとも、問題なく楽しめる内容です。

 
 講談社漫画文庫
  • File.1〜File.26
  • 短編集1〜短編集4
  • 特別編「明智少年の華麗なる事件簿」
  • 特別編「明智警視の優雅なる事件簿」
File.1『オペラ座館殺人事件』から、
事件ごとにリバイバル刊行している漫画文庫版。
長編事件(File,Case)だけでなく、
短編集や「明智本」なども文庫として刊行され、
全事件を通して同じ装丁でコレクションできるのも魅力。

再び手に取ってみるもよし、初めて読むもよし―。
手軽なサイズで、初期の名作から堪能できる。

 
 ベストセレクション
  • 第1位「金田一少年の殺人」
  • 第2位「魔術列車殺人事件」
  • 第3位「蝋人形城殺人事件」
  • 第4位「黒死蝶殺人事件」
  • 第5位「タロット山荘殺人事件」
  • 第6位「黒死蝶殺人事件」
  • 第7位「飛弾からくり屋敷殺人事件」
2000年に実施された、人気事件を決める
「BestFile G.P.」の上位7つの事件をそれぞれ収録。
コミックスを跨ることなく読める。
どの話も当然、傑作揃いで最初に手に取るにはお薦め。

 講談社プラチナコミックス(KPC)
  • 「真夏のミステリー編」
  • 「真冬のミステリー編」
  • 「学園七不思議殺人事件」
  • 「秘宝島殺人事件」
  • 「悲恋湖伝説殺人事件」
  • 「速水玲香誘拐殺人事件」
  • 「オペラ座館殺人事件」
  • 「異人館村殺人事件」
  • 「雪夜叉伝説殺人事件」…以降続刊中
主にコンビニなどで発売されている、
カバーを排除した廉価版コミックスのシリーズ。
お買い得な価格ですが、在庫切れも早く、注意が必要です。

 総集編
  • 第1集〜第14集
「オペラ座館殺人事件」から「速水玲香誘拐殺人事件」までを
少年マガジンサイズで事件ごとに掲載、
様々な企画とともに刊行したマガジン増刊号。
基本的に雑誌扱いの為、現在は入手困難です。

 
 マガジン・ノベルス
  • 1巻〜8巻  (7巻は上下巻)
小説で展開する、人気シリーズ。
漫画作品の小説化ではなく、オリジナルの事件が繰り広げられる。
漫画にはない魅力で、傑作揃いとして誉れ高い。
2001年の『邪宗館殺人事件』から続刊がないのが寂しいところ…。

なお、1巻,4巻は装丁がリニューアルされた新装版もあります。

 講談社文庫
  • 1巻〜3巻
マガジン・ノベルスのシリーズを文庫化したシリーズ。
あとがきが付記され、ノベルスにはない
インタビューなどが加えられているのが特徴。
現在、第3巻『電脳山荘殺人事件』までが発売中。

 講談社ノベルス
  • 「電脳山荘殺人事件」
  • 「幽霊客船殺人事件」
ノベルスシリーズの中でも特に評判が良い
上記2作品を講談社ノベルスに場を移して、刊行されたシリーズ。
講談社ノベルスは、講談社の新書サイズの小説レーベルのこと。

勝手な推測ですが、「漫画発のミステリー」ではなく、
純粋な「本格ミステリー」として読んで欲しい、という試みで、
極力、挿絵を省き、このレーベルで刊行されています。

 
 公式ガイドブック
  • 公式ガイドブック
  • 公式ガイドブック2
  • 公式ガイドブック3 〜全事件トリック完全攻略作戦〜
  • 公式ガイドブック・ファイナル 〜ラストエピソード〜
  • 金田一少年の全事件簿
『金田一少年の事件簿』に関する様々なデータや企画を元に、
作品を分析するファンブック。
作者インタビューや、スタッフらの覆面座談会などが恒例企画。
「3」までは“短編集”サイズ、「ファイナル」以降は“通常コミックス”サイズ。

 推理クイズ
  • 謎ときファイル1〜2
  • 推理クイズ ライバルたちからの挑戦状
  • 推理クイズ2
  • 金田一少年の推理クイズブック〜難事件に挑戦せよ!!〜
推理クイズが多数収録されている副読本シリーズ。
最新の「推理クイズブック」以外は、すでに絶版で入手困難。


 
◆ヒストリー
「金田一少年の事件簿」の歴史を紹介します。
メディアミックス等々、“新展開”に重点を置きますので、
その他、より詳しく知りたい方は、
「公式ガイドブック ファイナル」をご覧下さい。

1992年
10月 連載開始
1993年
2月 コミックス第1巻 発売
1994年
9月 ノベルス「オペラ座館 新たなる殺人」 発売
1995年
4月 スペシャルTVドラマ 放映
堂本剛・ともさかりえ主演「学園七不思議殺人事件」
7月 連続TVドラマ 放映開始
堂本剛・ともさかりえ主演
12月 スペシャルTVドラマ 放映
堂本剛・ともさかりえ主演「雪夜叉伝説殺人事件」
1996年
1月 CDブック「悪魔組曲殺人事件」 発売
4月 総集編第1集 発売
※最終的には、新装前のファイル19まで、全14集発売
7月 連続TVドラマ 第2シリーズ放映開始
堂本剛・ともさかりえ主演
11月 ゲーム「悲報島 新たなる惨劇」 発売
※以後、続編やSS版、GB版も発売された。
12月 アニメ映画「金田一少年の事件簿」 公開
※TVアニメより先に映画公開。TVとは出演声優が異なる。
1997年
4月 TVアニメ 放映開始
6月 短編シリーズ 掲載開始
11月 短編集1「金田一少年の挑戦」 発売
12月 実写映画「上海魚人伝説」 公開
※堂本剛・ともさかりえコンビでのラストファイルとなる。
1998年
1月 リニューアルして連載開始
5月 コミックスCase1 発売
1999年
8月 アニメ映画「殺戮のディープブルー」 公開
※アニメ映画一作目と違い、TVアニメの設定に準じた作品。
2000年
1月 初のアニメオリジナルストーリー
「嘆きの鬼伝説殺人事件」 放映
2月 「明智少年の華麗なる事件簿」 発売
※5月には「明智警視〜」も発売された、いわゆる「明智本」。
9月 ベストセレクション 発売開始
TVアニメ 最終回放映
12月 連載終了
2001年
2月 最終巻コミックスCase7(上下巻) 発売
3月 スペシャルTVドラマ 放映
※松本潤・鈴木杏の新コンビ。「魔術列車殺人事件」
4月 ノベルス「邪宗館殺人事件」 発売
※現段階で、最後のノベルス作品。
7月 連続TVドラマ 放映開始
※松本潤・鈴木杏主演、新たな一面を見せた。
2002年
2003年
2004年
7月 講談社プラチナコミックス「真夏のミステリー編」 発売
8月 マガジン誌上に『吸血鬼伝説殺人事件』を復活連載!
講談社漫画文庫 発売スタート
9月 『吸血鬼伝説殺人事件』フィナーレ
12月 『吸血鬼伝説殺人事件』コミックス発売
2005年
1月 講談社プラチナコミックス「真冬のミステリー編」 発売
5月 講談社プラチナコミックス「学園七不思議殺人事件」 発売
8月 講談社プラチナコミックス「秘宝島殺人事件」 発売
マガジンにて新作『オペラ座館 第三の殺人』が連載スタート!
9月 スペシャルTVドラマ 放映
※亀梨和也・上野樹里コンビで三度ドラマ化。「吸血鬼伝説殺人事件」
2006年
3月 『オペラ座館 第三の殺人(上下巻)』コミックス発売
4月 マガジンにて新作『獄門塾殺人事件』が連載スタート!
11月 『獄門塾殺人事件(上下巻)』コミックス発売
2007年
1月 マガジンにて新作『雪霊伝説殺人事件』が連載スタート!
4月 TVアニメ初のDVD化『DVDコレクターズBOX』発売
7月 『雪霊伝説殺人事件(上下巻)』コミックス発売
11月 TVアニメスペシャル 2週連続放映
※7年ぶりとなる復活作。「オペラ座館 最後の殺人」「吸血鬼伝説殺人事件」
2008年
4月 マガジンにて新作『「血溜之間」殺人事件』が連載スタート!
『名探偵コナン&金田一少年の事件簿』が創刊
※少年マガジン、少年サンデー創刊50周年記念のコラボ企画
5月 マガジンにて新作『黒魔術殺人事件』が連載スタート!


<HOME>